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手術がうまくなりたい人のためのページ

このページを作った理由

外科医は手術を行う医師で、切開する、縫合する、結紮するなどの多様な手術手技を用いて治療を行います。現在、多くの医師が手術手技のテキストや教科書を出版しており、器械や器具の動かし方も詳しく解説されています。また、手術の映像がyoutubeなどの動画で公開されているため、手術手技の学習は以前よりも容易になっています。

では、それらの名著、豊富なテキスト、動画を参考に学んでいけばよいだけなのですが、実際にそこに書かれている手技を行うための体の動かし方を教えてくれる人はほとんどいません。持針器の持ち方や、針の刺入角度、針の回転のさせ方は書かれていますが、持針器を回転させるために必要な体の動きを解説しているテキストはほとんどありません。先輩医師に聞いても、大抵は練習不足を指摘されるだけで、具体的なやり方を教えてくれる先生は少ないでしょう。実際に教えてもらったとしても、それを実践するのは難しいと思います。特に、器用な先生と呼ばれる方々は、ほぼ無意識的に最適な動きができる場合もありますが、自分がどうしてできているのかを説明するのは難しいでしょう。(私は説明できるという先生がいたらすみません、先に謝っておきます。)

ちなみに、私がここで書くことを読むだけで上達する先生もいるかもしれませんが、上達しない先生もいると思います。これから解説していく身体の動かし方については、合う人と合わない人がいると思います。しかし、少なくとも一部の外科医の先生の参考になればと思います。

日頃ホームページは一般の皆様が理解しやすいように、できるだけ平易な言葉に置き換えて作成していますが、医療関係者、特に外科医の方を対象に作成しています。医学用語が解説なしに出てくることもありますので、ご了承ください。内容は徐々に増やしていく予定ですが、系統立っていないため、読みづらい部分もあるかもしれません。その点、ご了承いただければ幸いです。

1)理想的な手術手技とは?
2)「必要最低限な力」とは
3)「脱力」するための技術:攝子の持ち方
4)「脱力」するための技術:器械の重さを感じてみよう
5)「脱力」するための技術:物の重さを感じながら作業する訓練
6)DIP関節を伸展してしまうと脇が開く?
7)手関節の使い方、掌屈と背屈
8)手関節の使い方、尺屈と撓屈

 

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