ピアスケロイド
ピアスケロイドとは
ケロイドとはキズや傷跡が硬くなって赤く盛り上がった状態のことをいいます。
ピアス穴も厳密に言いますと傷跡なので、ケロイドが発生する場合があります。ピアスをあけた後に、感染をおこしたり、なかなか傷が治りにくかったりすると、このような腫瘤になる可能性が高まります。ピアス後のケロイドは変形・醜形を伴い、その場所にピアスが装着できなくなります。
ピアスケロイドの治療
①ステロイドの貼り薬
ケロイドは炎症を起こしているので炎症を抑える目的にステロイドのテープを貼ります。
②ステロイドの局所注射
ステロイドの注射薬を直接ケロイドの内部に注入することでより高い効果を期待します。
③ケロイド摘出手術
形成外科の技術を用いることで、ほぼ耳の形が変わらないように切除することが可能です。術後にテープ固定や圧迫、ステロイドの注射を行います。局所麻酔による日帰り手術が可能です。ただし、ケロイド体質に基づくピアスケロイドは難治性です。治療によって小さくなっても再発しやすく、長期間の治療を要することが少なくありません。