メニュー

脂漏性湿疹

脂漏性湿疹とは

脂漏性湿疹とは、頭皮や顔面の脂漏部位(皮脂が出やすい場所)にできる湿疹で「脂漏性皮膚炎」とも呼ばれます。
脂漏性皮膚炎ができやすい部位には、特に皮脂が出やすい頭皮、髪の生え際、眉間や眉毛、鼻の横などのいわゆるTゾーンと呼ばれる場所や、耳の中や後ろ、胸部の真ん中、背部の真ん中、ワキなどが挙げられます。

脂漏性皮膚炎の原因や悪化因子としてはマラセチア菌(癜風菌)の関与が報告されていますが、正確な発症機序は不明です。マラセチア菌は普段から皮膚に存在する菌(常在菌)で皮脂を好みますが、脂漏性皮膚炎になると、増殖する場合があることが報告されています。

治療方法

真菌が関与していることがあるため、抗真菌薬やその成分が含まれているシャンプーが効果的なことがあります。症状が強い場合はステロイドの塗り薬を塗ります。
痛みが強い場合は抗アレルギー剤を飲むこともあります。

注意点

繰り返しやすい疾患ですので、根気強く治療する必要があります。
毎日入浴し、刺激の少ない石鹸やシャンプーで丁寧に擦らないように優しく洗って、保湿を心がけましょう。皮膚を清潔に保つことが重要です。

頭皮に症状があるときは、痒みを伴うことが多いのですが、頭皮を強く擦ったり引っかいたりすると逆に脂漏性湿疹を悪化させる原因となってしまいます。

脂質や糖分の取りすぎ、栄養バランスの偏りが悪化の原因となりうるので、バランスの良い食事を心がけましょう。入浴不足や洗顔不足の状態では皮脂がたまってしまい、症状を悪くする原因となります。また精神的ストレスや肉体的過労も症状に影響を及ぼしますので、いつもより長く睡眠時間を取るなどの生活環境の改善を心がけてください。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME