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皮脂欠乏性湿疹

皮脂欠乏性湿疹とは

皮脂欠乏性湿疹は皮膚の皮脂(脂分)が少なくなり、皮膚のバリア機能が低下してしまいます。皮脂が保護していた皮膚の水分が減ってしまい、乾燥を引き起こしてしまいます。

太ももや腰まわり、肩、背中などに見られますが、手足や特に膝から下によくみられます。

空気が乾燥しはじめる秋から冬にかけて症状が出はじめ、夏になると症状が軽くなる傾向があります。高齢者に多いですが、20代でもみられることがあります。

治療法

治療の基本は保湿剤の外用となります。湿疹の症状が強い場合はステロイド外用薬を使用する場合もあります。かゆみが強い場合は抗アレルギー薬の内服を行います。
漢方薬の中には皮膚の乾燥に対し効果がある薬があります。

生活上の注意点

皮脂をとりすぎないことは重要です。洗浄力の強すぎる石鹸を使ったり、生地の固いタオルで皮膚をゴシゴシ洗ったりなどはせずに優しく洗いましょう。特にナイロンタオルなどは肌を痛める原因となります。石けんはよく泡立てて、手だけを使うか、やわらかいタオルでそっと優しく洗いましょう。
洋服の生地は、ウール、化繊では皮膚への刺激が強いので避けましょう。綿素材の生地をお勧めします。

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