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⼝唇ヘルペス・単純ヘルペス

⼝唇ヘルペスとは

⼝唇ヘルペスでは、初めの症状として唇やその周りにかゆみや違和感(ピリピリ、チクチクした感じ)が現れます。その後痛みを伴う水疱(⽔ぶくれ)が数個でき、3〜5⽇程度でかさぶたになって治るといった経過をたどります。「熱のはな」とも呼ばれます。口唇だけではなく体のほかの部位にもできます。

⼝唇ヘルペスの原因

単純ヘルペスウイルス1型と呼ばれるウイルスの感染が原因で起こります。
このウイルスは一度感染すると、その後ずっと体内に潜伏してしまいます。ストレス、過労、風邪や日焼けなどで抵抗力が落ちたときに再び活性化して再発してしまいます。

⼝唇ヘルペスの診断

通常は、症状や口唇ヘルペスの特徴的な水疱から診断を行います。視診(見た目)だけでは診断が困難な場合は、抗原検査を行う場合があります。

口唇ヘルペスの治療

治療には、抗ウイルス薬の塗り薬や内服薬などを用います。
適切な休養をとることや、バランスのよい食事をとることが予防につながります。

再発性の単純ヘルペスに対する新しい治療:PIT

PITとはあらかじめ処方された薬剤を初期症状に基づいて患者さんの判断で服用を開始いていただく治療法です。海外では1day treatmentと呼ばれています。
PITには、現在「アメナリーフ」と「ファムビル」という薬があります。初期症状が出てすぐに(6時間以内)服用を開始するために、再発にそなえてあらかじめ医療機関でお薬を処方してもらうことができます。

ただし、再発性の単純疱疹の方で、再発の初期症状を判断できる方のみが対象となります。ファムビルの場合は同じ病型の再発頻度が年間3回以上の方となります。ヘルペスを繰り返す方の約80%は、ヘルペスが出現する予兆(初期症状)を感じて判断できると言われています。
ヘルペスが出現してからすぐに薬を飲むのが良いのですが、仕事や学業ですぐに受診できない場合も多いですので、再発性の単純ヘルペスの治療選択肢として、患者さんの利便性の向上が期待できます。

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