水虫
水虫とは
水虫は、足白癬(あしはくせん)という病気です。白癬菌というカビの一種が、皮膚の角質層に入り込んで増殖することによって起こります。
水虫の症状
水虫の症状は様々です。皮膚がカサカサと剥け、めくれてきたり、たくさんの小さな水ぶくれができたり、皮膚が分厚くなってひび割れを生じることもあります。かゆみを伴うことが多いですが、あまりない場合もあります。
これらの皮膚症状は、水虫が原因ではなくほかの皮膚疾患でも起こる可能性があります。水虫と思い込んでいると別の疾患だったということがあるので、患部の皮膚の角質を少量採取して、顕微鏡で白癬菌がいないか調べることが最も重要です。
水虫の治療
水虫の治療には、抗真菌薬というカビを殺す薬剤の塗り薬を使用します。クリームタイプや軟膏タイプがありますが、症状に合わせて使い分けます。
かゆみや皮むけなどの皮膚の症状がなくなっても、水虫が残っている場合があります。症状が治まっても一般的に4週間以上は、継続して薬を塗り続ける必要があります。
途中でやめてしまうことで再発する場合が多いので注意が必要です。
生活上の注意
白癬菌は湿気を好みますので、足はできるだけ乾燥させ、清潔な環境を心がけましょう。