8)手関節の使い方、尺屈と撓屈
続いて、手関節の尺屈・撓屈についてです。
普通手首を尺屈・撓屈させてくださいという次に示すような動きになります。
当たり前の動きですが、この動きでも手術は難しいと考えます。
この動きを図で示しますと手首に動きの中心点があります。しかし、手関節を動かす時の中心点は手首にあるのではないと考えます。
ではどういう動きが良いのかというと
この動きです。実は、前腕から見えていませんが肘の位置までが大きく動いているのがお分かりになるでしょうか?このように正しい動きでは手関節の動きというのは手関節だけを動かすのではなく、腕全体の動きを必ず伴います。
この動きを図で示しますと、だいたい中指のMP関節の位置が動きの中心となります。
こちらのイメージとしてはドアのノブを回すような動きをイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。
いったんまとめ
・手関節を動かす時の支点は思っているところと違うところにあります
・その支点を使えるようになると動きの幅が広がります。