Qスイッチルビーレーザー治療
Qスイッチルビーレーザーは面状の照射です。
ものすごく大まかに説明させていただきますと、シミに対して1回照射し、照射した部位を2週間ほど被覆材で保護している間に色素が取れくるという流れになります。
Qスイッチルビーレーザー治療の流れ
①カウンセリング・計測
②クレンジング
照射部位のお化粧、日焼け止めを洗顔やクレンジングシートで拭き取りさせて 頂きます。
③写真
経過観察を目的にカルテ写真・肌診断機による撮影をさせていただきます。
④冷却
照射時の痛みを軽減させるために、照射部位をアイスパックで冷やします。
輪ゴムで弾かれるような痛みがありますが、範囲が狭いため通常は麻酔を要しません。
⑤レーザー照射
1回の照射で4~5㎜の正方形に照射されます。照射は数秒~数分で終了します。
*照射部位に軽度の出血が起こることがありますが異常ではありません。
⑥レーザー照射後の処置
キズ保護作用のあるハイドロコロイドテープで保護します。
⑦レーザー照射後の保護 (照射後2週間)
レーザー照射後2週間はハイドロコロイドテープで保護して下さい。カサブタを守るため、毎日貼り替える必要はありません。テープが剥がれたり、汚れたら貼り直してください。カサブタが取れたらテープ保護の必要はありません。
洗顔・入浴・メイクはテープを貼ったまま行って下さい。照射していない部位は通常通りのスキンケア・メイクが可能です。
⑧レーザー照射緒後の診察
治療後2週間後(カサブタが脱落した頃)に診察をお受け下さい。その際に、炎症後色素沈着の予防のために美白剤のクリームを処方する場合があります。
⑨レーザー照射後の保護 (照射後2週間以降)
カサブタが取れたらピンク色の色調になります。しかし、まだ再生した皮膚が薄い状態で刺激に弱い状態です。照射部位に赤みが残ることがありますが、1~2ヶ月で消退します。
カサブタが剥がれてから、一時的に色味が濃くなることがありますが、これは炎症後色素沈着といってシミの再発ではなく、レーザーの照射により皮膚に熱を加えたため起こる一過性の変化です。この炎症後色素沈着は美白剤で薄くします。
レーザー照射後に大切なのは、①遮光(日に焼かない) ②こすらない ③保湿です。
日中はSPF20以上の日焼け止めを推奨しています。治療した部位は、非常に過敏な状態となりますので、紫外線に直接さらすと色素沈着を起こしやすくなります。少しの外出でも、必ず日焼け止めをご使用下さい(3ヶ月程)。長い時間屋外で過ごす場合には、日焼け止めは3時間おきに塗り直す必要があります。
夜間は可能であれば美白剤をご使用することをお勧めします。
シミが完全に消えた後でも、再発する場合があります。治療後も日焼け止め、美白剤の使用をお勧めします。美白剤を使用することにより、炎症後の色素沈着を最小限に抑えることができます。広めに外用することで目立たないシミが少しずつでも改善されます。
レーザー照射に注意を要する方
・妊娠中の方
・皮疹、ヘルペス発疹、皮膚炎、傷がある方
・日焼けをしている方 (1か月以内の積極的な日焼け:海外旅行、海、山、ゴルフ、日焼けサロン等)
・自己免疫疾患の方
・重度の心臓疾患を有する方
・糖尿病など創傷治癒に問題がある方
・てんかん発作の既往がある方
・ケロイド体質の方
・抗凝固剤(ヘパリン、ワーファリン等)、抗生剤(テトラサイクリン系)を服用している方
・ニキビの内服治療薬(アキュテイン、イソトロイン、ロアキュン、ソトレット、クララビス、アムネスティーム)を服用されている方
・金製剤での治療(リドーラの内服、シオゾールの注射等)をされていた経験がある方
・照射部位への金の糸、金属プレート、シリコン等の美容施術を受けられた方
レーザー照射の前後で休薬が必要な薬剤
・過酸化ベンゾイル(ベピオ、デュアック、エピデュオ)、アダパレン(ディフェリン、エピデュオ)は
前後3日間は中止してください。
・レチノイン酸、高濃度レチノール等は前後1週間は中止してください。
Qスイッチルビーレーザー スポット照射
大きさ・部位 |
1回 |
10mm以下 |
9,900円 |
20mm以下 |
19,800円 |
30mm以下 |
26,400円 |
以後1mm追加 |
1,100円 |
両頬 取り放題 |
88,000円 |
全顔 取り放題 |
110,000円 |