ピアスケロイド
ピアスケロイドとは
ケロイドとはキズや傷跡が硬くなって赤く盛り上がった状態のことをいいます。
ピアス穴も厳密に言いますと傷跡なので、ケロイドが発生する場合があります。ピアスをあけた後に、感染をおこしたり、なかなか傷が治りにくかったりすると、このような腫瘤になる可能性が高まります。ピアス後のケロイドは変形・醜形を伴い、その場所にピアスが装着できなくなります。
ピアスケロイドの治療
①ステロイドの貼り薬
ケロイドは炎症を起こしているので炎症を抑える目的にステロイドのテープを貼ります。しかし、ピアスケロイドは立体的であることが多く、貼り薬では効果が出ない場合が多いです。
②ステロイドの局所注射
ステロイドの注射薬を直接ケロイドの内部に注入することでより高い効果を期待します。1ヶ月に1度の注射を行っていきます。この治療は、1回で劇的に治るものではなく、時間をかけて少しずつ改善を目指す治療です。
初期の段階では、数か月ほどでケロイドがやわらかくなってきたことを実感される方が多いですが、サイズ自体(ボリューム)はすぐには大きく変わりません。その後も定期的に注射を継続していくことで、1~2年程度のスパンで徐々に厚みやサイズが縮小していくケースが多くみられます。
ステロイド注射の費用
ケロイド、肥厚性瘢痕に対するステロイド注射は、保険適応となる処置です。
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保険のステロイド注射 |
処置費用 |
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保険のステロイド注射 |
220~400円程度(保険適応3割負担) |
※処置費用とは別に、保険診療や自費診療の診察料がかかります。
③ケロイド摘出手術
形成外科の技術を用いることで、ほぼ耳の形が変わらないように切除することが可能です。局所麻酔による日帰り手術を行っています。ただし、ケロイドは「切って終わり」ではなく、再発しやすい性質があるため、術後の再発予防が非常に重要です。当院では、ケロイドの切除後に、ステロイド(ケナコルト)注射を約3〜6か月間継続して行うい再発を予防する治療を標準としています。この注射により、術後の炎症を抑え、ケロイドの再発や増殖を防ぎます。しかし、ケロイド体質に基づくピアスケロイドは難治性のため、治療によって小さくなっても再発しやすく、長期間の治療を要する場合もあります。
耳介ケロイド手術切除術の費用
耳介ケロイド手術は皮膚良性腫瘍(露出部のもの)に準じた費用で計算しています。
「露出部」とは、頭、顔、首、肘から先、膝から下を指します。
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腫瘍の大きさ |
手術費用 (保険適応3割負担) |
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2cm未満 |
5,000~6,000円程度 |
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2~4cm未満 |
11,000~12,000円程度 |
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4cm以上 |
15,000円程度 |
※手術費用とは別に、診察料・処方料で1,000円程度、検査費用で1,000円程度、病理検査費用で3,000円程度かかります。
