メニュー

帯状疱疹と帯状疱疹ワクチン

[2023.01.29]

最近、帯状疱疹の患者さんが増えてきています。

帯状疱疹は小児期に帯状疱疹ウイルスにより水ぼうそうにかかった後、一旦治癒したのちに神経に潜伏した帯状疱疹ウイルスが再活性化することで発症します。帯状疱疹の患者さんが増えてきている原因として、新型コロナウイルスが帯状疱疹の発症リスクを高めているとの海外の研究結果もあります。50歳以上で新型コロナウイルスと診断された人は、診断されなかった人に比べて帯状疱疹の発症リスクが15%高く、新型コロナウイルスによる入院患者の場合は同リスクが21%高かったと報告されています。

もう一つの理由として、核家族の増加や少子化により大人が水ぼうそうの子どもに触れる機会が減り、ウイルスに触れる機会が減ったことで、ブースター効果という免疫の活性化が起きにくくなったことが挙げられます。

90%以上の大人ではすでに帯状疱疹ウイルスが体内に潜んでいます。80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になると言われています。帯状疱疹自体が治った後も約2割の方で長い間、神経痛が残り、場合によっては失明、耳鳴り、難聴などの重い後遺症が残ることがあります。患者さんの負担が大きいものとなるため水痘・帯状疱疹ワクチンの接種が今後重要と考えています。

生ワクチンでは約50~60%、不活化ワクチンは約97%以上も発症を抑えると報告されています。また、発症した場合の神経痛も約1/3程度に抑える効果があります。

ご希望の方はお気軽にお電話にてご相談の上ご予約ください。

帯状疱疹

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME