知らないうちにできていて、ある日突然気が付く「しこり」のお話です。

しこりは皮膚や皮下組織にできる腫瘤(できもの)です。体のあらゆるところにでき、大きさや硬さなども千差万別です。しこりの原因は多種多様で、ほとんどのものは良性腫瘍ですが、中には悪性腫瘍の場合もあります。良性のしこりには、粉瘤（おでき）、脂肪腫、リンパ節のふくらみなどがあります。そのため、気になるようであれば、早めに病院を受診をお勧めすることが多いです。

では、しこりを見つけた時に何科を受診すればよいでしょうか？
例えば首にしこりができた場合は、耳鼻科や頭頚部外科でしょうし、乳房にしこりがある場合は乳腺外科を受診するのが良いと考えます。
しかし、何科に受診すればよいか迷う場合は、皮膚科か形成外科を受診することをお勧めします。しこりは先ほど示したように、皮膚科や形成外科の疾患が多いので対応できることが多いと考えます。

当院は院長である私が「皮膚腫瘍外科指導専門医」として診断治療を行っております。また、専門的な治療が必要と判断する場合は症状に適した科にご紹介する窓口的な役割も行っております。