当院の肝斑治療は自費診療となります
こんにちは。たしま皮フ科形成外科の田島です。
本日は、肝斑(かんぱん)の治療について、当院の診療方針を改めてご案内いたします。
肝斑は、紫外線や摩擦、ホルモンバランスの変化などが原因とされる、非常にデリケートなシミの一種です。再発や悪化もしやすく、診断と治療には慎重なアプローチが求められます。
当院では、トラネキサム酸の内服や美容化粧品、ルビートーニングなどを組み合わせて、患者さんお一人おひとりの症状に合わせた自費診療での治療を行っております。
この「自費診療での対応」についてご質問をいただくことがありますが、肝斑に対するこれらの治療は、現在の健康保険制度では適用外とされています。
一部の医療機関においては、保険診療として内服処方が行われている例もあるようですが、それが適正な保険運用であるかどうかは慎重に判断する必要があります。
実際、保険適用外の治療に対して保険請求を行うことは、健康保険法違反(不正請求)や診療報酬の虚偽請求に該当する可能性があり、保険医療機関として重大なリスクを伴う行為です。
また、日本の保険制度では原則として保険診療と自費診療の併用(混合診療)も認められておらず、安全で公正な医療提供のためには、制度に則った対応が必要不可欠です。
当院では、このような制度上の制約を正しく理解し、法令を遵守したうえで、安心・安全な医療を提供することを大切にしております。
肝斑の治療をご検討されている方には、診断・治療内容や費用について丁寧にご説明いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
今後も地域の皆さまに信頼していただける医療を目指して、スタッフ一同努めてまいります。
たしま皮フ科形成外科
院長 田島宏樹
