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爪水虫(爪白癬)

水虫は皮膚だけでなく、爪に感染することもあり、これを「爪白癬(つめはくせん)」と呼びます。爪が白く濁る、黄色く厚くなる、ボロボロになる、欠けやすくなるなどの症状がみられます。かゆみや痛みがないことも多く、「年齢のせいかな」と思って放置されているケースも少なくありません。爪白癬を放置すると、徐々に爪の変形が進行し、治療にも時間がかかるようになります。

爪白癬の検査

爪白癬の診断では、爪の一部を採取し、顕微鏡で白癬菌(カビ)の有無を確認します。ただし、爪の中は菌の数が少ないことがあり、実際に爪白癬であっても顕微鏡検査だけでは診断できない場合があります。当院では、そのような場合に白癬菌抗原検査を積極的に活用しています。抗原検査は爪の中に存在する白癬菌の成分を調べる検査で、顕微鏡検査と組み合わせることで診断精度の向上が期待できます。

爪の変形があるからといって、必ずしも爪白癬とは限りません。

診断を確認したうえで治療を開始することが大切です。

爪白癬の治療

爪白癬の治療には、外用薬(塗り薬)と内服薬(飲み薬)があります。

外用治療

現在は爪白癬専用の塗り薬として、

クレナフィン外用液
ルコナック外用液

を主に使用しています。

以前の外用薬と比較して爪への浸透性が向上しており、多くの患者さんで治療効果が期待できます。軽症例や、内服薬が使用できない方にも適した治療です。ただし、爪は伸びる速度が遅いため、改善には数か月から1年以上かかることがあります。

内服治療

爪の変形が強い場合や、多くの爪に広がっている場合には内服治療を検討します。

当院では主にネイリン®を使用しています。

ネイリンは比較的新しい爪白癬治療薬で、服用期間が短く、従来の内服薬に比べて薬の飲み合わせの制限が少ないことが特徴です。治療開始前には必要に応じて血液検査を行い、安全性を確認しながら治療を進めます。

当院の爪白癬診療

当院では、

✓ 顕微鏡検査による診断
✓ 白癬菌抗原検査の積極的な活用
✓ クレナフィン・ルコナックによる外用治療
✓ ネイリンによる内服治療

を組み合わせ、一人ひとりの症状に合わせた治療を行っています。

「爪が厚くなった」「白く濁ってきた」「爪切りがしにくい」などの症状がある方は、お気軽にご相談ください。

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