まつ毛育毛治療薬
ビマトプロスト
まつ毛貧毛症は睫毛(まつげ)の量が不十分であったり不足している状態です。
ビマトプロストは、もともと緑内障や高眼圧症の治療薬として国内で承認されている点眼薬です。当院では、このビマトプロスト点眼液を適応外使用としてまつ毛の長さ・太さ・濃さの改善を目的に使用しています。
なお、日本国内で「まつ毛貧毛症治療薬」として厚生労働省の製造販売承認を受けている製剤は別に存在します(グラッシュビスタ®)。当院で使用しているビマトプロスト点眼液は、まつ毛貧毛症の効能では承認されておらず、医師の管理下で行う適応外使用となります。
まつ毛エクステでは、まつげが取れてしまったり、接着剤でまつ毛に負担がかかり抜けてしまったりするなどのデメリットがあります。ビマトプロストは自まつ毛に作用するため、根元からまつ毛の長さや太さ・量の改善が期待できる点が特徴です。
ビマトプロストの作用
まつ毛にも髪の毛と同じで、ヘアサイクル(毛周期)があり、ビマトプロストはヘアサイクルに働きかけて成長期が長くなることで、まつ毛が「太く」「長く」「濃く」なると考えられています。
日本人での国内第III相臨床試験において、睫毛貧毛症の成人患者にビマトプロストを4ヵ月間使用した結果、特発性睫毛貧毛症の患者において77.3%(68/88例)改善、化学療法による睫毛貧毛症の患者において88.9%(16/18例)の割合で改善が認められています。
ビマトプロストの使用方法
片目ごとに、1日に1回夜に、1滴を専用のブラシに滴下し、上まつ毛の生え際に塗布します。下まつ毛には塗らないようにしてください。
多くの方が1か月程度で効果を実感し始め、2か月程度では満足のいく効果を実感するという検証結果が報告されています。効果は4か月程度継続すると最大になります。
※点眼薬ではありませんので、目の中に入らないようにご注意ください。
使用上の注意
下まつ毛には使用出来ません。 ビマトプロストは眼に入っても無害なので、洗い流す必要はありません。上眼瞼からはみ出た余分な液はティッシュ等でふき取ってください。効果が現れるまでには少し時間がかかります。
副作用
ビマトプロストの使用による副作用として、まれに眼の掻痒感、結膜充血、皮膚色素過剰、眼刺激感、ドライアイ症状、眼瞼紅斑などが報告されています(全臨床モニターの3.8%)。
ビマトプロストの価格
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ビマトプロスト + 専用ブラシ100本 |
4,400円 |
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ビマトプロスト |
3,300円 |
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専用ブラシ100本 |
1,100円 |
※初診日と同日で処方される場合は別途初診料をいただきます。
※継続処方のみの場合、再診料は必要ありません。
その他
一般的に「まつ毛美容液」と呼ばれることもありますが、当院で取り扱っているものは医療用の処方薬です。市販の美容液とは異なり、医師の判断のもとでのみ購入・使用していただくお薬となります。
「まつ毛美容液だけ購入できますか?」というご質問をいただくことがありますが、当院で取り扱っているビマトプロストは処方薬のため、必ず医師の診察が必要となります。診察後、問題がなければお薬を処方いたします。
