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にきび

にきびとは

にきびは、毛穴の出口が詰まることで、毛穴の中に皮脂がたまることで始まります。この状態を面皰(めんぽう)と呼びます。毛穴の先が閉じている「白にきび」と、毛穴の先が開いている「黒にきび」があります。面皰の中ではアクネ菌が増えやすい環境にあります。アクネ菌は皮膚に普通に存在している菌で通常は悪さをしないのですが、面皰の中で増殖すると炎症を起こして赤いぶつぶつした「赤にきび」や膿がたまった「黄にきび」を引き起こします。炎症が進むと膿がたまったぶつぶつ(膿疱(のうほう))になります。
これよりも炎症がひどくなると、皮膚の下に膿がたまった「嚢腫」や炎症が硬くなった「結節」になったりします。盛り上がってケロイド状になったり、へこんだ傷跡が残ってしまう場合があります。

にきびの治療

外用薬(塗り薬)

アダパレン

皮膚の角化を調節しニキビの原因となる毛穴の詰まりを改善します。主に白ニキビに効果的です。

過酸化ベンゾイル(ベピオゲル)

ピーリング効果により角質をはがし、毛穴の詰まりを改善します。アクネ菌などのニキビの原因となる菌を殺菌する効果もあります。赤ニキビによる効果的です。

アダパレンと過酸化ベンゾイル(BPO)の合剤

2通りの作用機序で毛穴の詰まりを改善し、過酸化ベンゾイルの効果で殺菌作用もあります。より速やかにニキビを改善する効果はありますが、後に述べる刺激症状も出やすいです。

これらの外用薬の問題点として刺激症状 (赤み、ひりひり感、皮むけ、乾燥)が使い始めの数週間に現れます。薬を塗っている部分に起こりますが、1ヶ月を過ぎると刺激を感じる頻度は減っていきます。また、過酸化ベンゾイルでは接触性皮膚炎という、強い赤みやかゆみ、腫れが100人に3人の割合で生じます。薬を塗っていない場所にも起きるのが特徴です。

抗生物質の塗り薬

いくつかの薬があります。ダラシンゲル、アクアチムクリームなどがあり炎症を起こしているアクネ菌を殺菌する効果があります。炎症を起こしているニキビに使用しますが、耐性菌の問題もあるので長期間の使用には注意が必要です。

抗生物質の内服

炎症を起こしたニキビの数が多い場合は、抗生物質(ビブラマイシン、ミノマイシン、クラリス、クラリシッド、ルリッドなど)を内服します。炎症を起こしているアクネ菌を殺菌する効果があります。抗生物質の内服では、退治したい細菌だけでなく、体のほかの場所や腸内細菌にも影響を与えます。軽度なものでは下痢などの症状がでたりします。また、薬が効かない耐性菌を生むリスクもあります。抗生物質を使ってニキビをしっかり治すメリットとデメリットを考えて使用する必要があります。

ニキビの漢方薬

ニキビに対する漢方薬はいろいろあります。ニキビの状態や、漢方医学的な「証(しょう)」を診ることで処方薬を決定いたします。

十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)
荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)
柴苓湯(サイレイトウ)
清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)
黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)
温清飲(ウンセイイン)
桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)

ビタミン内服

ニキビに対し補助的にビタミンC、ビタミンB類を使用します。

面皰圧出

面皰圧出という処置を行うこともあります。毛穴のつまりを外科的に取り除き、特殊なピンセットを用いてニキビを圧出します。毛穴内に詰まった皮脂を押し出し、重症化を防ぐことが期待できます。自分でやることはお勧めしませんのでご相談してください。

盛り上がったニキビ跡に対するステロイド注射

盛り上がって硬くなったにきび跡にステロイドを直接注射する治療法です。ステロイドを直接注射することで瘢痕となったニキビ跡を柔らかく縮小させる効果が期待できます。ニキビ跡の病変部外へステロイドの注射が漏れると皮膚の萎縮性陥凹を起こすことがあるので注意が必要です。また、ステロイドは免疫を抑制して細菌感染を助長するリスクがありますので通常のニキビに対しては注射は行っておりません。

保険診療でのニキビ治療の経過

保険診療でのニキビ治療はある程度の期間が必要になります。十分にニキビが改善するまで、半年~1年以上かかります。病院に来てニキビ治療薬を処方してもらうと1~2週間で治ると思われている患者さんも多いので、刺激症状だけあって、ニキビが治らないとすぐに治療をやめられてしまう方も一定数いらっしゃいます。当院ではニキビ薬の塗り方の指導やスキンケア指導を含め様々なアプローチで治療を行っていきます。

ニキビの自費診療

保険診療での治療効果が乏しい場合は保険外治療として脂性肌、質感改善も目的としたケミカルピーリング、ビタミンCやトラネキサム酸のイオン導入なども併用して、ニキビの改善に取り組んでいます。

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